早寝早起きダイアリー(余生)

子どものいない主婦の日常

親子関係あれこれ

朝起きたら雪が薄っすらと積もっていた。東京で3月の雪って珍しい気がする(何年経っても現実がよくわからない)。夫は私の風邪がうつったのか、昨日の夜からものすごい咳で、今朝私に言われしぶしぶ通院。いつも咳だけが残るんだよなぁ…。

夫はお昼に帰ってきてご飯食べたらすっかり寝ていた。(そして夜また外出。健康でなくても遊びの予定はやめない人)

私は昼間ずっと刺し子に集中し、中途半端になっていた結構ちくちくする作品を一つ仕上げた。これは長かった!

今日はずっと実家のことが気になって何だか気落ちするような日だった。最近は親も結構な年だし、毎日LINEするようにしてるんだけど、今朝母に連絡したら何か朝から父と喧嘩っていうか、毎回一方的に父が不機嫌になって母が理不尽に巻き込まれるパターンなんだけど、それがあって母も疲れて血圧が上がって薬を飲んで横になってるって言ってて、何かモヤモヤした。何で父はいつも自分のことばっかりなんだろう!母が倒れて一番困るのは自分なのにストレス与えてさ…とか考えたらこっちもイライラしてきて、だけど、自分が帰ったところで頭が3つになり、口出すのも増えるわけで事態を複雑にさせるだけだしなーとか考えて何もできることがないよなと思うのだった。

実家に数日帰っただけでも1回は腹立つことあるから、それを毎日向き合ってる母は大変だろうなと想像がつく。父は真っ直ぐな人だけど、正しさを振りかざして、こうでなければならないっていう主張で人を追い詰めるところがある。子供の頃は、父のほうが私に甘く、母よりも父の方に心を許していたように思う。母はたまに私を厳しく叱ったが、父はただただ「優しいパパ」だった。しかし、私が中学生くらいの頃、何も悪いことをしていないのに、父は感情のままに思いっきり私を殴ったことがある。誰にも会っていない、友達とただ出かけた場所で不良グループの男たちと会っていたと勘違いしたためだった。私の言い分も聞かず、ただ頭を思いっきり殴られ、説明をしても聞いてもらえなかったあの悔しく惨めな気持ちは忘れられない。こういうのってやられた本人はずっと覚えているけれど、加害者である方は案外ケロッと忘れているもので数十年後、そんなことがあったと伝えても、叩いたことなんかないって言っていたのも私は覚えている。

たぶん、その頃からか父との心の距離は急速に離れてそのままを保っている気がする。病気などしたときには全力で応援するしできること(と言ってもいい年代になるとそれはお金ってことになるが)はする。そしていつまででも元気で過ごしてほしいって思うのだけど、偏屈に輪をかけていき母を困らせないでほしいとも思う。母と私は私が高校生になったくらいからとても仲良くなった。私が実家を出て暮らすようになってからうまい距離を見つけられたのだと思う。その後、常に全力で私の味方でいてくれ、困ったらすぐ助けてくれる(これもいい年になるとお金ってことになってたわけだけど)。

親子って、関係が深過ぎて良い影響も受けるけど、傷をたくさん負ってしまうものだよな。今自己理解のために読んでいる本の中にも出てくる。いくら関係が良い家族であっても100%ということはないから、無意識の中で何かしらの小さなトラウマみたいのを背負ってみんな生きてて、たまにその小さいうちなる子供が顔を出すことがあるって。インナーチャイルドってやつだ。我が家(私と夫)では、インナーチャイルド同士のぶつかり合いの日々といってよい気がする…。

仕事をやめ、家にこもるようになって、自分のことを客観的に分析する時間ができた。まあ見ないふりして大人の仮面をかぶって生きることはできるのかもしれないけれど、時間がたっぷりできたのだから今後どう生きていきたいのか考え行動するチャンスかなとも思っている。

まあ当たり前に生きてたら分析する時間もなく、ただただ日々をやり過ごして、生き急いで、気づいたら年をとってしまっていたわけだけど、こんな機会に恵まれたのだから、見直して仕切り直しても良いのかもしれない。

それにしても…実家が気になる。お風呂に入って少しリフレッシュしたら(父が寝たのを確かめてから)母に電話してみようか、などと考えている。

そして、まだ喉痛い。もう痛くなって6日目くらい!