早寝早起きダイアリー(余生)

子どものいない主婦の日常

読書できるという喜び

すっかり早朝に朝顔が開く季節になった。数年前にベランダで育てていた時は、朝起きるのが本当に苦手で(というか人生の9割以上が朝苦手)花を見ることがほとんどなかった。これは本当に意味がない栽培で、その2年後くらいにこうやって花を見られるようになるとは予想していなかった。早朝に起きるという習慣は、仕事を辞めたことによって実現できたことでもあるし、たまたま必要に迫られて2週間だけ4時台に起きることになって、その延長で半年以上経った今も4時に起きることを続けている。(そのおかげで夫のお弁当を作ることができるようになった)それまでの人生では「朝起きることこそがこの世の一番の苦痛」くらいに思っていた。何しろ、夜更かしが楽しかったので、必然的にそうなる。今考えてみると夜更かしが楽しいのと早朝が楽しいのは同じ種類のものだ。大半の人が寝ている「静かな時間」に活動し、何かに集中するということができる点で同類なのだ。

私は今、かつて夜中に感じていたそのやすらぎを早朝に感じている。体質もあるし、全員に言えたことではないけれど、夜型だと信じて40代(50手前)まで生きてきてもこうして変化することがあるのだということをここに記しておくことにする。

(誰の何の助けになるのかは不明。でも実例としてこういう人間もいるということは何かの可能性を求めている人に対して伝えておきたい)

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最近わくわくして、心に栄養を与えてくれた本。

植物の話であり哲学。私たち生き物のこと、生きることって何なのだろうということに触れられる本で、なんだかものすごく腑に落ちた、というのだろうか、心が楽になった。図書館で借りて読んだけど、結局手元に置いておきたくて入手。植物のことから、人生を学んでしまった。自分の中では小学生のころの夏休みの課題図書とかで読んでいたら人生変わってたかもなんて思ってしまった。もちろんそのころにこの本は存在していないが。期待していた内容と全く違った方向から思いっきり心奪われた。

最近はまた本をたくさん読める時期になってきたことが何よりうれしい。精神的に参っている時期は集中できなかったし、そんな自分を認められなかった。ネットばかりに時間を奪われていて集中して読むことができなかったり。今はSNSから離れた暮らしをして10か月くらいになるのかな。そうすると集中力が戻ってきたように感じる。脳はスマホに依存し、蝕まれていたけれどちゃんと回復するということを実感している。ゆっくりでも自分を取り戻して、より良い人生にしたいと思う。